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2004.07.07 Wednesday
月刊ラティーナ 2003年12月号
『韓国は、まぎれもなくアジアのラテンの国でした。』
〜韓国のスーパーグループ「神話」と一緒にm.netツアー同行記〜
(2003年月刊ラティーナ12月号)



韓国での日本文化開放が始まった1998年10月から日韓ワールドカップ開催の記憶も新しい昨年2002年までの5年間で、日韓の文化交流、相互理解がようやく一般的なレベルで一気に深まった。旅行雑誌に始まり、テレビ番組では食べ物や人気アーティスト紹介やソウル市内の観光地などを特集された。韓国語を習う人が増え、中には、アーティストの追っかけしたいがために語学留学までしてしまう人も現れた。私が韓国に急激に興味を持ち始めたのも、ちょうど日韓ワールドカップの半年ほど前のことだった。それまでは、情けないことに韓国人のイメージというと、いつも怒鳴っているような感情的な人種だとか、食べ物だと焼肉、キムチ、ビビンバを知っている程度で、知っている言葉もアンニョンハセヨ、カムサハムニダのほんの挨拶程度といったレベルだった。韓国映画は観たことはなく、ミュージシャンといったらチョー・ヨンピルやキム・ヨンジャといった日本でも圧倒的認知度があるアーティストを知っているだけだった。それが、ライターという仕事柄かひょんなことから韓国の女優キム・ハヌルにインタビューすることになった。インタビューするのだから少々の韓国語の挨拶や俳優、映画も知っておかねばなるまいと思い、いろいろインターネットであらゆるジャンルの文化を探っていった。全く何も知らなかったのだ、この隣国の韓国を。情けないことに。そんな頃に友人をつたって幸運にも韓国語を教えてくれる韓国人にめぐり会い、月に2回程度だったがハングルの読み書きから教えてもらうことになった。K−POPを聴きあさり、レンタルビデオショップに並ぶ韓国映画を片端から食いつぶしていった。映画を観ていると見慣れたような親しみのある景色や食文化に触れることが多い。そうしているうちに、どうしても韓国に行ってみたくなり新村(シンチョン)に行ってクラブやライブハウスをはしごして遊び廻ったりもした。私の韓国話はこの辺にしておくが、私もここ数年の一般レベルの韓国ブームとともに韓国に夢中になってきたうちの一人だと言うことを前提にこれから読み進めていただければと思います。まさか神話の記者会見に自分が行くことになるとは思ってもいなかったのだから。

2003年9月16日に韓国政府が韓国国内における第4次の日本大衆文化の全面開放計画が発表された。これは、これまで制限的に開放された日本映画、音源、ゲームなど3部門を2004年1月1日から全面的に開放するというもの。これまで日本大衆文化は『18才観覧可』、『制限上映可』の映画、日本語歌唱レコード、ゲーム機用ビデオゲームなどに限られた開放だった。これは、今年6月7日、日韓両国首脳が共同声明で明らかにされた『日本大衆文化開放拡大』の後続措置によるもので、日本文化が全面許可されることになり、文化交流が怒涛のように加速することは間違いなさそうだ。日韓交流の本番と言えるだろう。
前置きが長くなったが、そういった日韓の時流にのってこの日韓交流をさらに深めるため、KNTVは日本の韓国音楽ファンを狂喜乱舞させる大胆なイベント・ツアーを企画してくれた。韓国の音楽専門放送局m.netの人気番組(SHOWKING M)の公開収録の観覧、そして韓国人気グループ「神話」のコンサートやファン・ミーティングなど数々のイベントへの参加、ショッピングや観光、超高級ホテル(インターコンチネンタル・ホテル)の宿泊を含むなんとも神話ファン、韓国ファンにはたまらない画期的なツアーだ。そのツアーに同行して来た。まず、読者の方で韓国のアーティストの知識がない方もいらっしゃると思われるので、神話について説明をした。神話は、日本語でシンワと読んだり、韓国語でシナと読んだり、英語でシンファと読んだりします。エリック、ションジン、ヘソン、ミヌ、ドンワン、アンディーの6人組グループ。1998年のデビュー以来、SMエンターテイメントから6枚のアルバムをリリース。2003年、SMエンターテイメントを離れ、アジア全域に進出する韓国屈指の大人気グループと言ってよい。アイドル性が高いことから日本のアイドルグループをよく引き合いに出されるが、音楽性においては比較にならないほどクオリティーが高い。
今回の原稿執筆の依頼を受けた時は、神話のツアー原稿をどうしてラテンの専門誌であるラティーナ誌で書くのかというささやかな疑問があった。アジア関連も幅広くとりいれていくのだろうという程度にしか思っていなかった。
9月29日。そう思って、朝一番に国分寺から成田エキスプレスに乗った。午前の便で成田を出発し、仁川空港に2時間30分ほどで到着。来韓2回目ということもあるのか、早く感じた。東京→新大阪の新幹線のぞみと同じくらいあっという間の到着。ツアーのお客さんと同じ観光バスで、いざソウル市内のインターコンチネンタル・ホテルへ。こんな途轍もない豪華なホテルは初めてだ。世界の要人らしきお客ばかりが目に付いた。さすがにこの神話ツアーには、なんと日本から400人ものファンが同行しているということで、ホテルの広いロビーは日本人でごった返していた。神話のイベントにさきがけて、同ホテルで神話の記者会見が行われた。先に触れた日本文化開放後ということもあって、韓国側、日本側あわせて40社くらいは取材に来ていただろうか。来年からの神話の日本を含めたアジアのプロモーション展開がどのように発表されるか注目され、日本からの400人ものツアー客が訪れていることも現地の大きな話題になっていた。(翌日のスポーツ新聞にも記者会見の模様が大きく取り上げられていた。)神話のメンバーは、日本を特に意識して、日本語の挨拶や冗談も交えてリラックスしたムードで行われた。メンバー自身の名前が書かれたネームプレートにひらがなやカタカナで自分の名前を書いて遊んでいたりもして、いたずらな一面をすでに見せていた。こういうところも女性の心をくすぐっているのだろうか。会見では、神話のメンバーそれぞれの今後の活動について発表された。ミヌ、エリックは、ソロ・アルバムのリリース予定があり、アンディー、チョジン、エリックはドラマへ出演している。ヘソンは、現在自身のユニット「S」(ヘソン、カンタ、イ・ジフンがメンバー)でも活動中で、新しいアルバムもチャートインするほどの快進撃だ。この会見で、面白かったと言うか、韓国式の片鱗を少し見た。会見の進行係が、カメラ撮影時間を後で設けるので指示があるまでは撮影しないように釘をさしているにも関わらず、終始シャッターとフラッシュは鳴り止まず、韓国側の取材陣は言うことを全く聞かない。日本スタッフは律儀に指示通りに従っていたのだが。。。さらに、進行は押しに押して、設けると言っていた撮影時間もほんの少しになって、日本側取材陣に個別に設けられた時間も少なくなってしまった。なるほど。これぞ、韓国式ケンチャナヨ(大丈夫)主義か。
成大の神話のイベント会場に向かうバスの出発が迫っているということで、記者会見が終わって部屋に荷物放り込んですぐさまバスに乗り込んだ。バスで一緒になった日本側取材陣もアジア専門誌から大手新聞社や放送局と豪華で、神話や韓国への注目度の高さがうかがい知れた。日本から神話に会うために400人のファンが韓国にやって来ているのだ。これは凄い。2、3年前ならこれは考えられなかったことだろう。神話の経済効果も凄いということだ。バスに揺られること1時間。会場に着くと、早くも神話との対面を今か今かと待ちわびている女性ファン400人が神話グッズに群がっていた。神話メンバーの大型写真パネルと一緒に写真をとるのに列が出来ていたほどだ。さらに会場外では違法神話グッズが売られていたが、神話のマネージメント・スタッフに見つかったようで、違法商品を路上に置いて逃げて行ったのを目撃した。
いや、神話人気は凄い。神話と書かれたオレンジ色の半被を着た大勢のファン、メンバーの名前の入った内輪や大きなプラカードなどしっかり日本で準備して持ってきたようだ。楽しむ準備も万端だ。
そして、いよいよ主役である神話の登場だ。とんでもない数の取材を朝からこなして、日本から来たファン400人のために神話はステージに立った。この日のためのオリジナルのステージ構成。ビデオ映像で神話の紹介が流れ、ステージいっぱいに火花が飛び上がったかと思うと、1曲目が始まった。大ヒット曲でファンにはお馴染みの「パーフェクトマン」だ。神話らしい飛びきりのダンスチューンを生で聴いたファンたちは、信じられないほどの黄色い声援を送りオールスタンディングとなった。はっきり言って驚いた。ファンの凄さに。私自身も生の神話は初めてだったが、ビデオで観ているよりダンスの上手さを感じた。凄まじくシャープな動きで、6人のアクションがあまりにもぴったり合っていたのには、「すげぇな、神話。」と思わずつぶやく自分がいたのに気づいた。カメラを撮りながら、ファンに目をやると、ルミカ(ペンライト)が400本近く同じ動きで応援をしていた。名バラード「FREE」でしっとり聴かせて、6曲を披露してくれた。私としては、日本のファン向けに「WEDDING」(best of shinhwaに日本語バージョン収録)を歌って欲しかったが、残念ながら聴くことは出来なかった。ライブの後には、メンバーがファンを交えてトークショーを行った。何よりもファンが楽しみにしていたのはこのトークだったのではないか?サービス精神旺盛な日本語ギャグの連発には参った。ここまでやってくれるのかというぐらいのサービス。記者会見でも「それは、出来ません。すいません。」と笑いながら日本語を連発していたエリックがここでも笑わせてくれる。「お名前は何といいますか?」「ちょっと時間はありますか?」とナンパ語を披露。またイントネーションもバッチリなのでそうとうチャーミングに響く。中でも一番日本語の発音が上手いヘソンも、長い日本語の手紙をファンのために読んでくれた。日本のファンへのコミュニケーションの努力を惜しまない姿にはちょっと感動すら覚える。さらに、ヘソンとチョンジンは、なんとダンディー板野の「ゲッツ!!」のギャグも披露した。日本で何が流行っているかもリサーチ済みでさすがにアッパレだ。そして、ファンがステージに上がってダンスコンテスト。神話メンバーが一緒に踊って、優勝者を選んであげるという粋な演出だ。ファンからの質問に出来るだけ答えた後には、神話からのプレゼント・コーナーがあった。これがまた凄いプレゼント。大人気曲「パーフェクトマン」のプロモーションビデオ撮影で実際に使用した衣装メンバー全員分を抽選でプレゼントしてくれたのだ。いたれりつくせりのファン・ミーティングで、神話ファンには夢のような1日だったのではないだろうか。イベント前の神話のインタビュー時間がずれ込んだせいもあって、ファン・ミーティング終了は、すっかり夜遅くになってしまったが、ファンにとってはそんなことはお構いなしだったろう。ホテルに戻った時は、夜中の12時をまわっていたように思う。インタビューではやはり疲れを隠せなかったようだったが、ファンの前では、全く別人のように活き活きしていたのにプロ根性というかサービス精神を垣間見た。

そして、翌日の9月30日。この日は、韓国有数の音楽番組であるm.netのSHOWKING  Mの観覧だ。これは、ファンも楽しみでならないだろう。ホテル近くの食堂でチゲナベ定食とビール(6000ウォン、日本円で600円弱)でお腹を満たし、またバスに乗って2時間。間に山の中に現れたレストランで山菜ビビンバを食べて遅い夕食とした。休むまもなくバス移動し会場へ行った。インターコンチネンタル・ホテルから会場となる忠洲公設競技場は、東京から長野くらいの距離相当のようだった。
到着すると会場の大きさに驚いた。大きな陸上競技場だ。会場周りでは地域の文化祭をやっているようで出店がずらりと並び、ポンチャックをやっている大道芸人に老若男女が群がって歓声を上げていた。日本でよく似た風景を見るが、なんとなく底力というか煮え立つ血の濃さが違うなという感触を受けた。会場内では、収録の準備が進められていたが、一般客とツアー客との客入れの段取りが悪く客席を行ったり来たり。案の定、収録が押した。出演者は、ジュエリー、ダナ、イ・ジョン、ウン・ジオン、YOUNG STAR、JADOO、ペックジョン、神話のヘソンのグループ「S」、ナム・ヒョンジュン、D・BACEと豪華。残念なことに、収録に出演する多くのアーティストたちとのファン交流会の時間がほとんどなくなってしまった。そして、取材の出来るアーティストも時間も縮小されてしまった。さすがにちょっとこうなると、笑えなくなってきていたが、これが韓国式だなと分かった。スタッフは、申し訳ないです、申し訳ないですとしきりに謝っていたが、これが韓国式なのですいませんとも言っていた。
しかし、この状況が何やら韓国式を象徴しているように思えた。きっと、こういう問題を日本側と韓国側が仕事の上でも歩み寄らなければいけないのだろう。しかし、韓国のトップ歌手が続々と登場するステージはやはりなんとも花があって楽しいことこのうえない。出演者の後ろに必ずいるバックダンサー陣、連続して上がりまくる花火、とにかく過剰に眩しい照明演出、ステージの端から端まで上がる火炎とステージの隙間を埋め尽くさないと気がすまないド派手な演出は、これぞまさしく韓国式だ。テレビで見かけるプロモーションビデオの派手さにしてもそうだ。音楽もやはり音と音の隙間を埋め尽くす楽曲が多い気がする。
少し話がそれるかもしれないが、韓国式の食事のもてなし方は、招かれた客がもうお腹いっぱいで残してしまうくらい料理を出すのが美徳とされる。残さないとかえってもてなした相手を思っていないということになり失礼にあたるのだ。これも食卓を埋め尽くす派手さを美しいとした韓国式もてなしの礼儀だ。少しは、何においてもこの韓国式がご理解いただけただしょうか。

インタビューは、抜群のキュートさで日本でも人気がある女性4人グループのジュエリー、韓国のマイケル・ジャクソンと評される人気急上昇中のイ・ジョン(久保田利伸、ベビーフェイスが好きと言っていたのが納得の最新アルバムは要チェック)、ヒップホップユニットの最高峰ドランクンタイガー・プロデュースの最新作が素晴らしいウン・ジオン、そして、アイドルからめっきり大人に成長した感のあったダナに行った。会場脇でインタビューしている最中には、こんな近くで聴いた事ないくらいの爆音で花火が連発で上がっていたが、よくインタビューに機嫌よくつきあってくれたと思う。
そして、夜更けにバスでホテルへと帰った。おそらく初めてこのツアーで韓国に行った方も多かったろう。現場で変わる段取りや強行突破なスケジュールに驚かれたかもしれないが、韓国式が少しでも実体験出来たのはよかったかも知れない。高級ホテルに滞在し、決められたお店に行って買い物をして、日本で買った雑誌で紹介されているレストランで食事をして帰るだけのおざなり観光ツアーでは、その国を知ったことには決してならない。その点、このツアーには、ファンとアーティストとのコミュニケーションという大きな意義があったと思う。ふと思った。飛行機で2時間30分の隣国を知るのにどれだけ時間がかかったのだろうか?私なんかほとんど30年間も韓国について何も知らなかったようなものだ。どんな国でもそうだと思うが、外国を知っていくには時間がかかる。2回目の来韓で韓国式を目の当たりにして韓国人の肌触りが分かったような気になったが、このツアーに参加された方の率直な意見も是非、聞いてみたいものだ。

来年の2月には、神話が来日するとの発表が記者会見であった。来年のその頃は、日本文化開放にいっそう拍車がかかっている時期だろう。神話のメンバーも個々に活躍し、日本のドラマに出演しているなんてこともひょっとしてあるかもしれない。その間、神話ファンにとってはたまらなく嬉しい待ち時間となるだろう。それまでにもう一度韓国に行ってみたい気がする。
課題が残るツアーだったとはいえ、楽しむには十分なものだったと思う。日本に帰って来て、このツアーのことを頭に思い巡らせようやく、ラティーナ誌でこの記事を書くことの意味が分かった。韓国は、まぎれもなくアジアのラテンの国でした。これが正解かどうかは、是非、韓国でお確かめあれ。       (テキスト・テリー植田)
| テリー植田 | 韓国 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.12.17 Monday
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