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2004.09.03 Friday
岡村靖幸 2004ツアーパンフレット用原稿


さあ、新しい伝説のチャイムが鳴り始めた!!

昨年の2003年8月3日、世紀をまたいでわれらが岡村靖幸は、実に7年振りにロックインジャパン・フェスティバルにありのままの姿で目の前に現れてくれた。Epicレコード25周年記念ライヴへの出演が結果的になかったこともあり、ファンはもちろん業界関係者までが本当に出るのか?出るのか!?と最後の最後までヤキモキさせたが、本当に岡村靖幸はひたちなかのステージに現れたのである。25分ながらも、渾身のノンストップ・ファンクショーをブチかましてくれたのだ。その後、これだけでは終わらなかった。続いて東名阪のTOURを敢行し、02年に突如結成した岡村靖幸と石野卓球の待望のアルバムが発表され、また今までやっていなかったリミックスの外仕事も精力的に行い、新しい楽しみ方をファンに提供してくれた。盟友尾崎豊のトリビュートにも参加、ニューウェイブ・トリビュートでは、意表をついたトーキング・ヘッズのカバーをするなど次々に新たな一面を披露してくれた。
岡村靖幸史上初のインストア・イベント開催、多数のTV・ラジオ出演もこなし、音楽誌から一般誌まで数多くの紙面に登場して、あっという間にシーンの先端に舞い戻ってきた。

そして、昨年の夏から早くも1年が経ち、また夏がやってきた。またしてもロックインジャパン・フェスティバルの参加、ライジングサン・ロック・フェスティバルの初参加と動きは活発とどまらず。そしてやはり何よりも!何よりも嬉しいのは、今店頭には、新ピーチマークを掲げて最新型のアルバムが並んでいるということ、本当に皆が待ち望んでいた。昨年のフレッシュボーイTOURでは、既存の曲でもっていかにフレッシュな岡村靖幸として登場するかという意味あいだった(どの曲もアレンジが素晴らしかった!)が、今回のTOURではまったくの新曲が聴けて、いっしょに歌えて、踊ってしまえるのです。これをみんな待っていた。ずっと、ずっと。と言っても、これ普通ですよね。(笑)でも、これって、この奇跡を長いこと待っていた岡村靖幸ファンにとっては、まさにミラクルジャンプな事件なのであります。
Epicレコードを離れてDefJamJapanへ移籍するまでの3年ほどの時間には僕らが想像を絶する以上の格闘があったに違いない。

そんな3年間のターザンボーイな戦いのストーリーの断片でも訊くことが出来ればと思い、極悪マネージャーとして幅をきかせるゲン・トラボルタ松元氏に会いに、東京は神保町にある吉本興業に向かった。きっと何かが岡村靖幸の心の中で起こったはずだと。

「気づき」と「意味」のレボリューション。

優しさに厳しさを大いに含ませて松元氏は、こう言い放す。
「もうかりまっか?・・あっそうですか。さて復活復活と言われてますが、本人は、そんなにブランクあるとは思ってないですね。でも、言われても仕方ないとも思っていますよ。僕から見ると年数の復活というより、精神的な復活です。相当凄いことをやって戻って来てることは確かですからね。」
どういったディテールで心境の変化があったのかはファンには分からない。しかし、本人が他紙のインタビューでも少し語っていたように修行の為にとあるお寺に通った未知の経験がキーポイントになったことは確かのようだ。このコメントで分かるようにやはり心のレボリューションがあったのだ。
松元氏はこうも続ける。

「知り合ったころ感じたのが長年音楽制作のみの生活という環境、他者との接触もあまり無くまさにに篭ってしまう生活が精神・肉体と本当に悪い循環になっていると思ったので、今までの岡村靖幸には全く接点の無い生活をさせて心・技・体をリセットさせようと思った、岡村も理解してくれてそれを経験したことで、何かの気づきがあったんだと思いますよ。一歩踏み出すためにこれが俺に必要なことだと直感的に思ったんじゃないですかね。」
そういう松元氏も02年、主に海外に活動拠点を置いていたDj ajapaiを松元氏がマネジメントを務めていて、のちにアナログのみで発表された岡村ちゃんとのコラボレーションをプロデュースすることがきっかけで松元氏にもある気づきがあったそうだ。
「ajapaiと日本語の作品を制作しようと話をしていて、彼がトゥーステップをちゃんとグルーヴ出せて歌える日本人って思いつかないんですよ、と。でも、本当は唯一、一人だけいるんですよ・・・お願いするのは絶対無理だと思うけど、一人だけ。それは岡村靖幸。」その頃に松元氏と岡村靖幸が接触していた事を知らなかったajapaiのこの発言を聞き、岡村ちゃんにお願いして2人のセッションを松元氏がセッティングした。
「ぶったまげましたね、じつは岡村と知り合って初めて生歌をスタジオで聴いたんです。これはただモンじゃねえなって。そこで、岡村靖幸ってこんなに凄いの?と、僕の気づきがあったんです。(笑)あわてて岡村の全作品を取り寄せたりしてガハハハハ
ッ(汗)」

全然、平坦じゃない道。25分の短いステージに3週間かけましたから。

岡村靖幸と松元氏は2001年冬にある人を通じて岡村ちゃんがSOPHIAのプロデュース作業をしているスタジオで会った。初接触。その瞬間から今日までの約3年間での2人の戦いには壮絶なドラマがあったに違いない。
昨年のひたちなかのライヴ前日に2人で祝杯をあげたとのこと。
「松元さん、いよいよここまで来ましたね。本番前日に2人だけで飲んでるのも何か感慨深いですね。」の岡村靖幸の言葉に松元氏は純粋に感動したと感慨深く漏らしさらに
「あのステージに立つまで、あのショウを行うまでは全然平坦じゃない道でしたよ。25分の短いステージに3週間をかけまし、イベントに出る決意をするのに数ヶ月かかってますから。決まってからは、もう全力疾走・採算度外視(笑い)とにかく120%の力で。お客さんにとっては、お金を払ってその時目の前に出てくるものがエンターテイメント、言い訳は許されない。また業界的にも否応なく注目されますし、とにかく岡村を目撃したというだけでネタにされるほど人前に現われていないのですから。ただ精神の復活という裏テーマというか、7年振りにしかも2万人を超える自分のファンばかり
では無い場所に出てくる事を最初に選んだという姿勢をファンや関係者に伝えたいと思った、本人もすごく緊張してましたけど、終ってみれば間違いなくあのフェスのクライマックスは岡村靖幸が持っていったと自負しています、裏テーマは達成できたと思いました。」

表舞台の向こう側、エンターテイメントの裏側の世界はファンにとっては知らざる閉ざされた世界。書くまいかとも思ったが、今日、僕らの前で歌い、踊り、叫んでいる岡村靖幸にはきっと出会いと、長いプロセスが必要だったのだと、ファンながら思う。このことを知ったうえでもっと岡村靖幸を好きになりたい。好きになって欲しい。だから、書きます。今の岡村靖幸を全部受け入れて全部愉しみたいと本当に思う。

体に気持ちよく響く低音をビンビン出している。
音楽に対して純粋に向き合って来たのが自然に出てきてる。


ここ近年の岡村靖幸サウンドを支配しているのは強度のファンク・グルーヴだ。このことがどうしても気になっていたので訊いてみると、
「世間からひきこもり、スタジオから出てこなくなった瞬間から実は岡村靖幸の音楽カの部分だけがさらに育ったのだと思います。岡村靖幸は超一流の音楽家であると同時に超一流のショウマンです。デビュー以来、彼がピュアに追いかけて表現していた理想の男性像が<愛とエロスの貴公子>的なパ
ブリックイメージ。ところがスタジオにこもり始めてからは音楽以外のパブリックイメージの部分はスタジオの外に置いておけばよかった。その結果、他者との接触(ファンを含めて)をしなくなっているから、ひきこもった世界の中だけで誰からも邪魔されず純粋に岡村が求める<音楽>というものだけがどんどん進化していった。それはその環境を与え続ける事ができたEpicのお陰とそれを許容させるだけの音楽家としての期待を勝ち取った岡村が凄いんですよ。だから今、本来岡村が原始的に持っていた音楽性がさらに純粋に蓄積され、どんどんどんどん流出してきた、それが今の岡村の持つコンディションとファンク・グルーヴががっちりハマった。時代的にも岡村が脈々と奏でてきたブラックなアプローチが日本のシーンでも一般化して、その岡村が今年That’s HIP HOPレーベルともいうべきDef Jamとパートナーシップを持ったというのも面白い、そしてどんなアーティストよりもファンキーに
体に気持ちよく響く低音をビンビン出している。ひきこもる事で結果的に音楽に対し純粋に向き合えて来たのが自然な形で作品に繁栄されてきてるんじゃないでしょうか。きっと意識してああいうアレンジをしているというより、ああなっちゃうんだと思い ますよ。」

Qちゃんと小出監督かのような、あるいはマイク・タイソンとドン・キングのような松元氏とのミラクル・タッグ。ブラッシュアップされた心と体のコンディションが岡村靖幸に信頼と開放を与え、怒涛のファンク・グルーヴに向かわせたのではないか。そんな気がした。

ファンクラブDATEの会報を少し拝読。松元氏のコメントで気になったところがあった。
「結婚であったり恋愛であったり、いろんな意味での幸せを手に入れることで自分が音楽に対してハングリーではなくなるんじゃないかという脅迫観念みたいなものがあるような印象がありますね。」
僕が最初に岡村靖幸と会った時のこと。ロックインジャパンでの復活の狼煙を掲げる2日前のリハーサルスタジオでだ。
「はじめまして、岡村って言います。テリーさん、結婚っていいですか?」
これが目の前の岡村靖幸がしゃべった僕への第一声だった。
松元氏のコメントを読んでこのことを思い出し、ミラクルジャンプのフレーズが浮かぶ。

レッスン修行の結果 本番でチャンス取る 我らが今日はヒーローさいわばシャイでひきこもりの日常を返上したい〜

岡村靖幸は松元氏にはファンについてこう話しているという。
「昨年ライヴをやってファンが熱狂的に迎え入れてくれる事を肌で感じたことがそうとう力づけられてますね。自分はすごく、ラッキーだと。
ラッキーってことはよく言ってますよ。」
いやいや、岡村さん、ぼくらファンこそがあなたとあなたの音楽にめぐりあって本当に本当にラッキーなんですよ。

告白を超えたミラクルソングを掲げて我らがヒーロー岡村靖幸は、
今夜再び目の前に姿を現してくれる。強靭なファンク・グルーブをもって。
最後に、このパンフレットにコメントを書かせていただき、本当に本当に深く深く感謝いたします。


                         テリー植田


*インタビュアー紹介:音楽ライターとして数多くの執筆を続け活躍するかたわら、4年程前から「岡村ナイト」なるクラブイベントを主宰し、岡村待望論をファンと一緒に全国的規模で展開していった。          

                                  
岡村靖幸公式ページ
http://www.okamurayasuyuki.com/


| テリー植田 | 岡村靖幸 | 13:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.12.17 Monday
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